つらい、苦しい、そして悲しい

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そう、歯が痛い。

もはや歯というかあごが痛い。

気圧のせいだろうか。

つらい。

歯の痛みは我慢せず声に出していいと思っている。
なぜかというと学生時代コックのバイトをしていたのだが、そこに普段はハンドバックを持ち、バッチリ気合の入ったチーフがいた。
よくそのチーフには顔面を殴られたり、腕の毛を衛生上良くないということでライターやガムテープでむしり取られたりと気合を入れて頂いたことがあった。
チーフとは、暴走族の話やなかなかバットで頭を殴れるやつはいないなど、伝説的な話を聞かせれたものだが、一度そのチーフに
「チーフには怖いと思うものがないんですか?」
と聞いたことがある。
するとチーフは、
「ある。歯痛。」
と言ったのだ。当時、俺は今まで歯医者に行ったことがないくらい歯が健康的だったので、まったくもって信じられなかった。
それから俺はもし歯が痛くなったら、我慢せず「歯が痛ーい」と声に出しても男として恥ずかしくないことだと思ったのだ。

だから言う、今俺は歯が痛い。

となれば歯医者へ行けばと思うだろう。
しかし俺は歯医者へ行かない。
なぜかというと歯医者にトラウマがあるのだ。

社会人になって実は歯医者に行ったことがある。親知らずを抜くためだ。
歯医者というものの勝手が分からなかった俺は、当時とても可愛い友達が歯科助手をやっている歯医者へ行くことにした。
もちろん初めてで不安だった俺にその子がついてくれた。
俺は大きく口を開けて椅子に座った。
そしてその子が俺の口を見て、文字通り開口一番満面の笑顔(マスクつけてるけど)で「歯が汚ーい♪」と言い放ったのだ。
可愛いながらも助手が患者にそういうことを言ってはダメだろうと俺は先生を見たが、先生もくすくす笑っているじゃないか。

ショックだった。
トラウマが生まれた瞬間だった。

それからその院内にいる全員が敵だと思うようになった。
口を開けて仰向けに情けない恰好で座っている俺は無防備だ。
先生は手に凶器を持って俺の口を狙っている。
しかもチーフ曰く歯痛は痛いらしい。
そして恐怖におののいた俺のあごがガクガク震えだした。戦々恐々とはこのことだ。

すると、そのべっぴん歯科助手がマスクで分からないがきっとにやけ顔で、
「ミッチェ、怖いの?怖いの?」
と言ったのだ。
怖いわけないと言いたいのだが、口に凶器を突っ込まれている以上、言うことはできない。
先生もきっと「いい大人が顎をガクガクさせて震えてウケるんですけど」と思っていたに違いない。
この時点で俺のトラウマが巨大なそれはもう揺るぎないものになったのだ。
こんな辱めはないだろう。これでもし勃起でもしてたら男として生きていくことは出来ないだろう。

そして俺は歯医者に行くのを辞めた。

もう正直に言おう、歯医者が怖いのだ。いろんな意味で歯医者は怖い。

でも、今、歯が痛い。
お分かりだろうか俺の苦悩が。
今日は酒でも飲んで歯を治そうと思うのでした。

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