2013.06.26 Wed

風邪ダイエット。

そう、風邪を引いた。

原因はなんとなくわかっている。
一晩中扇風機にあたりつづけた朝、喉がスーパー乾燥していたのだがその晩、浴びるように酒を飲んだからだ。

その翌日、関節が痛み頭がグワングワンしながら出社したが、打合せを済ませそのまま病院に向かったのだ。
まず受付で体温を測った。
そしたら39.0度だった。
看護婦さんに「39度でした。」というと、そんなはずはない的な表情をされ、違う体温計を渡されてまた測ることになった。
そしたら39.6度だった。
ほんの1分間の間に0.6度も上がった。
このペースで上がり続けると俺はあと1時間もすると沸騰してしまうと思ったが、看護婦さんは俺の体温を信じてくれたようだった。

診察室に通された。
1か月前にも病院に行ったことを思い出した。二日酔いで行ったことを。
今回の俺は風邪の自信満々だった。なぜなら39度も熱がある。
そして医療モノのドラマを見まくっているので俺は知っている、まずは喉の様子を診察するということを。
先生は「扁桃腺が化膿している」と言っていた。
ほぼ喉が腫れまくってふさがっているそうだ。
今、熱が高いのもそのせいで扁桃腺の腫れが引くまで高熱が続くとのこと。
それから一応、胸を見せてと言われたので、俺は自分の乳首を傷つけないよう上着をめくった。
音は問題ないようだった。
それからしこたま薬をもらって帰宅した。

”病は気から”というが、さすがに高熱は動けないものだった。
そして恐ろしいほど寒い。
死ぬほど着込んでもまだ寒い。
お風呂に入るのはいけないのかもしれないが、風呂に入っても寒い。
しかししばらくすると、恐ろしく熱くなって汗が大量に出る。
3時間くらいの間に、冬から夏、夏から冬を体感できるのだ。

そして喉が痛いということでまったく食欲がなかった。
正確に言うと、食べたいけど痛いから食べたくないという変な感じだ。
まさにこれはダイエットになると思ったが、なぜか体重は減らない。。
きっと動いてないから消化さえもされていないのだろう。

翌日、まだ熱が下がらない。39度を華麗にキープ。
もちろん会社には行けないのでお休みさせてもらった。
ひたすら寝る。汗をかいては着替えまた寝る。たまに嫁が俺の顔に白子をのせる。この繰り返し。

もう寝るのに飽きてしまった頃、医療ドラマの続きを見始めた。
そしたら医療事故や手術後の合併症でバンバン人が死んでいく回が続いた。
ゾッとした。
俄然、風邪を治す気が再び起きて、ひたすら寝る。着替えてはまた寝る。白子を顔に乗せる。またこの繰り返し。

さらに翌日、熱が下がり始める。しかし頭痛と喉の痛みがまだ華麗にキープ。

そして日曜日、嫁と白子の献身的な看病の元ほぼ完治。

もう風邪はひかないし、風邪ダイエットもしない。
そう誓ったのでした。