2013.07.26 Fri

FUJI ROCK FESTIVALにてGOMA & The Jungle Rhythm SectionのVJでサンチェ出陣!

そう、FUJI ROCK FESTIVALにVJで出るのだ。
しかもGOMA & The Jungle Rhythm Sectionで。
憧れのGOMA & The Jungle Rhythm Sectionで。

GOMAさんのことは皆さんご存知のことでしょう。
日本屈指のディジュリドゥ奏者だ。

俺がGOMAさんのことを知ったのは、旅団のおかげである。
そもそも俺がVJを始めたきっかけは旅団であり、
当時、代官山UNITで開催された旅団のリリースパーティがVJとしての1目標だったのだ。

そしてこのリリースパーティにGOMAさんがCYBORG SETで出演している。
初の大舞台でのVJでド緊張していたが、GOMAさんは初対面にも関わらず抜群の笑顔で「ライブ楽しみにしているよ」と声をかけてくれたのだ。

そして2009年GOMAさんは交通事故で脳に障害を負った。

俺も6年前交通事故に遭ったことがある。
手術3回したものの次々とエロ本を持ってお見舞いにくる友達に囲まれながらプレステでFFをクリアするという至って平穏な入院生活で、GOMAさんとは比べ物にならない軽傷だったが、家族や会社にどれだけ心配をかけたかという気持ちは忘れたことはない。

GOMAさんは昔の記憶を失うだけじゃなく、日々記憶が曖昧な生活を余儀なくされたのだ。
そして突然絵を描きだした。ものすごいクオリティの。
そのことを聞かせてくれたのは、杉山君だった。
杉山君特有の満面の笑みでGOMAさんの絵の素晴らしさを俺に語ってくれたのである。
それから青山で開催された展示会をnegoのメンバーで見に行くことができた。

そして音楽活動の復活。

このライブは本当にすごい。
現在でもGOMAさんは日々障害と戦っている。
事故後、脳についていろいろ調べてメモをしているという。
昨日、聞かせてくれたのは、「人間は”3”という周期で変化がある」ということだ。
現に事故後”3年”でやっとライブが出来るようになったそうだ。

そしていよいよ今週末FUJI ROCK。

VJの話をもらい、打合せの中で俺が某タブラ奏者のくだらない話をすると満面の笑顔で笑ってくれるGOMAさんを見て、本当に勝手に思ったことだが、ものすごくポジティブに1日1日を生きていることを感じた。
なので45分という短いライブ時間の中で、俺のVJテーマは「ポジティブ」である。
実際VJにいくつかGOMAさんの日記文が引用されるところがあるが、
僕の方でポジティブに感じる順番で構成させてもらっている。

そしてGOMAさんは俺のことを「サンチェ」と呼ぶ。
その都度「ミッチェです。」と伝えるのだが、すぐサンチェになってしまう。
もしかしたら事故前にサンチェっていう人が知り合いにいたんじゃないですか?と聞くと、スミエさんが「いない。」と教えてくれた。
GOMAさんの記憶の中で現時点で俺はサンチェだ。
サンチェが作った映像を見せるとGOMAさんは最高の笑顔で喜んでくれる。
俺はそれがすごくうれしい。
ちなみにユザーンさんの前だと俺は「ムーチョ」らしい。
もはやミッチェの要素が1つも入っていない。
それでもGOMAさんに覚えてもらっていることがうれしいのだ。

FUJI ROCKという大舞台で、最高のVJをするとともに、
GOMAさんにとって俺はミッチェになれること目指すのだ!

FUJI ROCK FESTIVAL 2013